2009年5月21日

No.95 あさり保育所のヒミツ①

あさり保育所では毎日たくさんの子どもたちが、子ども同士での生活を通して様々なことを学んでいます。それを促すのが保育所の目的でもあるので、当然環境設定や様々な活動には意味や目的があります。そのことについて、職員同士で日々議論をし、必要な部分は改善してきています。でも、その意味や目的を保護者の皆さんに十分に伝えることができているかというと、まだまだ十分ではないと思っています。そんなわけで、この場でもっと環境設定や活動の意味や目的を書いていこうと思います。今回は0,1歳児の部屋にある食事用の半円のテーブルについて、です。

このテーブルは下図のように、外側に子どもが3人、内側に大人が1人座るようになっています。離乳食が始まった頃からこのテーブルで食事をするわけですが、職員はまず子どもAに食べさせます(①)。次は子どもB(②)、子どもC(③)と移り、最後に職員が食べます(④)。それを繰り返していると、子どもAは自分が食べた後は、3人が食べるまで順番が回ってきません。食べさせてもらおうと思っても、目の前で職員が常に忙しくしているのが分かっているので、待ちきれなくなって思わず自分から手づかみで食べようと手が出ます。また、常に目の前に職員がいるため、職員の食べる様子を見て、どのように食べるのかを真似することができます。
















このように「子どもが自発的・意欲的に食べ物を手にして口に運ぶこと」を促すのを目的としたのが、この半円のテーブルです。ポイントは職員が忙しそうにしていること。「食べさせて欲しいけど、忙しそうにしている」ことを察して自分で食べようとするのが、子どもの持っている力のすごいところです。そして、自分である程度食べることができるようになれば、今度は食事の場所が変わり、もう少し大人の関わりも少なくなります。

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