2012年5月17日

クラブB&J見学

今日は夕方まで邑南町で仕事があったので、帰りにこんなところへ寄ってきました。

















ここでは毎週木曜日にクラブB&Jというものが行われています。運営者はあさり保育園へ何度も足を運んでくださっているHさん(@hatihatibunbun)。どんな思いで運営されているかはHさんのホームページブログに詳しく書かれているので、ぜひそちらをじっくりと読んでみてください。

どんな風に運営されているかはもちろん気になるところでしたが、そこで子どもたちがどんな風に活動しているか、そのことにも非常に興味があったわけです。

結論をいうと、とてもおもしろかったです。ちょっと変わったウォームアップのような遊びを終えた子どもたちは、草野球を始めました。ホームベースはここ、マウンドはここ、1塁はここ,2塁はここ…と全く適当な感じで決めていくところから始まります。一見適当に見えるんですが、試合が始まるとその塁間が絶妙な間隔だということに気づかされます。ぎりぎりアウトにできるかどうかという、ほんとに絶妙な距離でした。














また、最初は3対3の6人だったですが、途中から1人加わって4対3になりました。でもそのことに対して特に何も言いません。大人が調整するとしたら、大人が加わって4対4にしてみたり、力の差を調整してみたり、そんなことをするでしょうね。でも子どもたちは特に気にしません。でも、プレーの中で人数の多いチームは少ないチームに対して緩めのジャッジをしていたように思いますし、そのことをごくごく自然にみんなが受け入れていたように見えました。

こんな風に工夫して調整することは、問題解決であったりコミュニケーションであったり、そんな力をつけていくためにはとても大事です。人数が少ないところは透明ランナー(知ってますよね?)を登場させてカバーしたり、その都度ルールを変更して力の差を少なくしてみたり。これらは全てゲームを面白くするためなんですよね。弱者を守るとか、そんなことでやっているようには見えませんでした。いかに遊びを楽しくするかを真剣に考える中で、個々の差を認め、その上で集団としてどう楽しく活動するかを学んでいくのが子どもの自然なあり方なんだろうと思います。














それ以外にも異年齢で活動することのよさも随所に見られました。教えあったり、調整したり、見て学んでいたり…。でもそのことについて書き出すと終わらなくなってしまうので、今回はやめておきます。短い時間の見学でしたが、とにかく楽しい時間でした。また行ってみようと思っています。

そして全然関係ないですが、於保地(おおち)盆地は厳かな景色でした。

2 件のコメント:

  1. さっそく紹介ありがとうございます。
    私たちのクラブの様子を、私以外の人の文章で読むのは(ほぼ)初めてです。有難いことです。
    それにしても、さすが良く見ておられますね。これまた有難いことです。
    私のブログにもこのブログをリンクして、(謹んで)紹介させていただきます。

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    1. はっとりさん
      今日はありがとうございました。子どもたちがかなり高度なことを自然に実践している様子を見ることができ、いろんな可能性を感じました。また寄らせてもらいますね。

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